憂鬱なひととき |
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| 「はぁ、困ったわ・・・」
夕暮れ時、宇佐美蓮子は溜息をついていた マエリベリー・ハーン(メリー)は帰ろうとしたとき、駐輪場でそんな蓮子を見かけたのだった
「どうしたの?蓮子。溜息なんかついちゃって。あなたらしくないんじゃない?」
「実は自転車がパンクしちゃって」
「そうなの?でももう直ったんじゃない?」
「そうなんだけどね、でもチューブがかなり傷んでるらしいのよ。またすぐにパンクするかもって言われちゃったわ」
「それでそんな暗い顔をしてたのね。でもそんなことで憂鬱になってるなんて蓮子もなかなか単純ね」
「失礼ね。繊細と言ってほしいわ」
「まぁまぁそんな怖い顔しないで。ねぇ、帰り道に新しくできた喫茶店ケーキがおいしいんだってさ。これから一緒に行かない?」
「まぁ。それは楽しみね。行きましょう」
ケーキの一言で笑顔に変わる蓮子を見て、メリーは「ほら、やっぱり単純なんじゃない」と出かかった言葉をぐっと堪えていた
えーと、自転車パンク云々のことは実話です はぁ、こういうちょっとしたことで憂鬱になる私って繊細・・・なのか? どっちかというと繊細にはなりたくないんだけどなぁ・・・
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8月26日(火)18:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日記 | 管理
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